まずは先勝!



2010年のW杯に向けてのプレーオフ。
敵地での第一戦にて、フランス代表がアイルランド代表に、まず一勝を挙げました。
下馬評では不利とされていたアイルランドですが、サポーターに後押されるように、凄まじい気迫でフランス代表を苦しめます。
かたやフランス代表も、中盤まで下がってゲームを組み立てるアンリ(写真右)を中心に、徐々にペースを掴んでいきます。
試合が動いたのは後半25分過ぎ。アネルカ(写真左)のシュートが相手DFの足に当たって、軌道が変わり、ゴールネットを揺らすと、試合はそのままホイッスル。GKギブンを中心に好守を続けていたアイルランド代表でしたが、これはどうにもなりませんでした。

見た目はかなりワイルドながら意外なほどに繊細なテクニックを併せ持つアネルカの、苦労人の彼らしいと言えば彼らしい、技ありなゴール。ゴール後のパフォーマンスで、誰にも追いつけないほどのスピードで仲間の祝福の手をすり抜けていく彼の姿に、アンリとはまた別の「愛嬌」を感じました。
それにしても、期待の若手グルキュフも、まだまだ成長途中、ベンゼマに至っては試合にすら出れない状況。32歳のアンリと30歳のアネルカに、ここまで頼り切りでいいのか、無事に本選出場しても(プレーオフに回っている時点で「無事」じゃないですが)、勝ち上がっていけるのか、ちょっと心配にもなった試合でした。

18日には、今度はフランス・ホームで第2戦です。
どうなることやら。

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