Rock en Seine 2010

夏真っ盛り、毎年パリ郊外で開催されるロックフェス『Rock en Seine 2010 (link)』に行ってきました。*リンク先はすでに2011年用に変更されています。


グラストンベリーなどの大規模な野外フェスに比べれば、それほど大々的なイベントというわけではありませんが、新進の若手アーティストから、大御所バンドに至るまで、現在のロックシーンの広がりを抑えていて、老若男女楽しめる感じでした。

チケットを購入すると、リストバンドがもらえます。
これがないと入場できません。

このリストバンド、3日間券なのですが、初日に係員に巻いてもらった後は、どんな理由でも外してはいけないことになっています。友達同士で貸し借りし合うことを禁じているのでしょう。けっこうしっかり装着されます。

グッズとして販売されていた長靴。
なかなかの人気でした。

夏真っ盛りと書きましたが、帰還中はむしろ肌寒いような陽気。
大粒の雨が降ることもしばしばで、最終日のオオトリ(Arcade Fire)も、降雨中断の後、アコースティックセットに切り替えて数曲演奏したものの、結局中止のアナウンス。
去年のOASISに引き続いて、最終日には波乱がありました。

会場は3つに分かれていて、大きめのものが2つと、小さめのものが一つ。

小さめの会場ではQuadricolorなどの新人バンドが。

大きめの会場ではビッグネームが。写真はJonsi。

また、ライブだけでなく、アーティストの写真を展示したスペースや、ダンス系のゲームをするコーナーがあったり、出店ではアフリカや南米や日本など世界各国の料理が食べられたり、いろいろな楽しみ方ができるようになっていました。

個人的に面白かったのが、様々なイラストレーターが手掛けた Rock en Seine のチラシを、大きく引き伸ばして並木道に展示していたゾーンでした。
音楽がいろいろな形でインスピレーションになって、イラストという形で作品に結びついていることが、ただ作品を鑑賞して受け流すだけではなく、別の活動に繋げていくようなアクティヴな受け取り方を示しているようで、見ていて飽きませんでした。

このようなポスターが、
並木道の両側にずらりと並べられていました。

荒れ気味だった天気も含めて、なかなか刺激的なフェスでした。

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